赤ちゃんが寝ない原因は環境かも|助産師が適温・湿度・服装・光・音の整え方を解説

寝かしつけ・夜泣き

赤ちゃんが寝ない原因は環境かも|助産師が適温・湿度・服装・光・音の整え方を解説

「寝ないのって、本当にしんどいですよね。」

産後ケアや産後訪問でお話を聞いていると、

「いろいろ気をつけているのに寝ない」というママは本当に多いです。

でも、実際は「気を付けているようで、大人の感覚はあてにならない」ことも。

産後訪問で関わるママに、こんなふうにお伝えしています。

赤ちゃんが寝やすい環境は5つ

赤ちゃんが寝やすい環境は、

室温・湿度 ・服装 ・光(明るさ)・音

この5つで整います。

特に影響が大きいのが、室温と服装だと

感じています。

「大人の感覚は当てにならない」

ここが一番難しいところです。

赤ちゃんの温度感覚は、

大人とかなり違います。

自分が「ちょうどいい」と感じていても、

赤ちゃんにとっては暑かったり寒かったりします。

だからこそ、

温湿度計 を目安として利用されるのをおすすめします。

感覚では難しいこともあるので、数字で確認すると

安心できると思います。

産後ケアや訪問で赤ちゃんを見ていて、

本当に多いのが「着せすぎ」です。

春先で暖かくなってきているのに、

ふわふわモコモコ素材のおくるみ その下に厚手のカバーオール

というように、着せすぎているケースがたくさんありました。

「冷やしてはいけない」という思いからですが、

実際には暑くて眠れなくなっている赤ちゃんがとても多いです。

赤ちゃんは暑がりなんです。

赤ちゃんは体が小さいから冷えやすいと思われがちですが、

実際は大人より体温が高く、暑がりです。

私は訪問の中でいつも、

大人より1枚少なくて大丈夫ですよ」

とお伝えしていました。

服装や室温の調整は、赤ちゃんの眠りにとても大きく関わります。

室温ごとの服装の目安

実際の調整に使える目安です。

■ 15℃以下

暖房必須 厚手スリーパー(フリース・中綿) 厚手長袖パジャマ 肌着

■ 16〜18℃

厚手スリーパー 長袖パジャマ 肌着

■ 19〜21℃

薄手スリーパー(ガーゼ・タオル) 薄手長袖パジャマ 肌着(半袖)

■ 22〜24℃

スリーパーなしでもOK 薄手パジャマ(夏は半袖) 肌着

■ 25℃以上

冷房必須 薄着で調整

この範囲の中で、

「朝方は冷えるかも」と思う日は少し厚めにするなど、

調整をしてみてください。

あまりきっちり敏感になりすぎる必要はないです。

『赤ちゃんは暑がり。大人より一枚薄く』だけ気を付けてくださいね。

スリーパーを使う理由

寝るときは、掛け布団ではなく

スリーパーの使用がおすすめです。

窒息事故のリスクを減らせる

はだける心配がない

体温を保ちやすい

ママも少し安心して休みやすくなりますよ。

「手足が冷たい問題」

産後の訪問でよくみるのが冬になると、

「手足が冷たいから」と

手袋や靴下をつけているご家庭も多いですよね、

でも、

赤ちゃんの手足が冷たいのは問題ない

ことが多いです。

見るべきポイントは、

お腹 背中

ここが温かいかどうかです。

手袋・靴下は逆効果になることも

実際には、

手袋や靴下をつけたままの方が

寝にくくなっている赤ちゃんが

多くいました。

熱がこもる

寝苦しくなる

さらに、

手を動かしたり、指をなめたりする動きが

制限されてしまい、

発達の面でもあまりおすすめできません。

室内では基本的に使わなくて大丈夫です。

湿度の重要性

湿度は40〜60%が目安です。

高すぎる → 蒸し暑い

低すぎる → 乾燥して不快

乾燥で呼吸が苦しくなることも

冬場はエアコンをつけっぱなしにしていても、

加湿がされていないご家庭がとても多いです。

訪問の中でも、

赤ちゃんが

「スーッ、スーッ」と

鼻の通りが狭くなったような呼吸をしていて、

苦しそうに見えることがよくあります。

特に冬場は乾燥が原因のことも多いです。

エアコンと加湿器はできればセットで使用されるとよいと思います。

光の環境

明るさも睡眠に影響します。

寝室はできるだけ暗くする

夜間は授乳ライトなどのやさしい光

また、朝はしっかり光を浴びることで

体内時計が整いやすくなります。

朝は7時ころにはカーテンを開けて

光を入れる→赤ちゃんを起こすという

習慣をつけると、夜のねかしつけがスムーズになり

睡眠の質もあがります。

朝ねていると、もう少し寝ていてほしいと思ってしましますが、

ここは少しがんばってみてください。夜が楽になります。

「静かにしすぎる」問題

もうひとつ本当によくあるのが、

赤ちゃんを起こさないように

家の中を静かにしすぎているケースです。

足音を立てない

食器洗いを我慢する

家族全員が抜き足差し足で気を遣う

そこまでしているご家庭もありました。

「音に慣れることも大切」

もちろん配慮は必要ですが、

昼間はある程度、生活音がある環境で過ごすことも大切です。

静かすぎる環境だと、

逆に音に敏感になってしまうこともあります。

ホワイトノイズという方法

音に敏感な赤ちゃんには、

ホワイトノイズもおすすめです。

ホワイトノイズとは、

「ザーッ」という一定の音で、

胎内音に近い音だといわれています。

この音によって、

周囲の音をやわらげる → 安心しやすくなる

といった効果が期待できます。

ホワイトノイズの使い方

赤ちゃんから2mほど離す 音量は50dB程度(換気扇くらい)

静かにしすぎるよりも、

一定の音がある方が眠りやすいこともあります。

チェックポイント

迷ったら背中を触ります。

汗ばんでいる → 暑い

冷たい → 寒い

ほんのり温かい → ちょうどいい

手足の冷たさは気にしなくて大丈夫です。

助産師さやかからのメッセージ

全部を完璧にやる必要はありません。

あんまり敏感になりすぎず、

服を1枚減らす

背中を触る

それだけでも変わることがありますよ(*^-^*)

少しでも赤ちゃんが眠るようになりますように。

今日もお疲れ様です。

明けない夜はないと信じて☆彡

助産師さやか
助産師歴17年、二児の母(10歳男の子・5歳女の子)
産後ケア施設での経験を経て、現在は訪問サポートをしています。
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